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”南波兄弟の勇気のポーズ、原作者自ら書き下ろした原作に繋がる内容の映画『宇宙兄弟#0』”

レッド

映画『宇宙兄弟#0』レビュー

原作の「宇宙兄弟」は、紛れもない名作で面白いという言葉では足りない程の完成度の漫画です。その原作でのストーリーに繋がる物語ということと原作者の小山宙哉先生が書き下ろしたということで非常に楽しみにしていた作品でした。

宇宙兄弟は何よりもキャラクターに魅力がある作品で、主人公の兄、六太や弟の日々人、ブライアン、本作では登場しませんが炎上にも負けない伊藤せりか、名言製造機のシャロンと挙げればきりがありません。

また、作者の小山宙哉の言葉選びのセンスが天才的でセリフの一つ一つが心に突き刺さります。そんな原作の原点とも言える作品が実際どうだったのか、どんな話だったのか感想を述べていきたいと思います。

それでは、映画『宇宙兄弟#0』のレビューをしていきたいと思います。

ストーリーのネタバレは基本していませんが、あらすじなど少しストーリーにふれた感想を書いているためその点は注意してください。

作品紹介・あらすじ

引用:(170) 映画『宇宙兄弟#0(ナンバーゼロ)』予告編 – YouTube

あらすじ・解説

小山宙哉の大ヒットコミック「宇宙兄弟」を、原作者・小山が自ら書き下ろしたオリジナル脚本でアニメーション映画化。南波兄弟よりも先に兄弟で月に降り立つことを夢見たジェイ兄弟との交流と別れを描き、南波兄弟が宇宙を目指す本当の理由が明かされる。幼い頃から宇宙飛行士を夢見てきた南波日々人は、ブライアン・ジェイが搭乗する月面着陸ロケットのバックアップクルーに抜てきされる。しかし、ブライアンが地球着陸時の事故で帰らぬ人となったため、NASAは宇宙開発の有人ミッションを見直すことに。一方、宇宙への夢をかなえつつある日々人と対照的な暮らしを送る兄・六太は、勤め先の自動車会社から田舎への出向を命じられてしまう。監督に渡辺歩、アニメーション制作にA-1 Picturesとテレビアニメ版を手がけたスタッフが集結。

2014年製作/90分/G/日本
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2014年8月9日

宇宙兄弟#0 : 作品情報・声優・キャスト・あらすじ・動画 – 映画.com

感想

ブライアン・ジェイの伝えたかった言葉と勇気のポーズ

本作がどんな話かと言うと、ブライアン・ジェイとそのバックアップクルーに抜擢された南波日々人との関りを通じて、ブライアンは宇宙飛行士を目標としている人達、NASAの仲間たちや日々人に対して何を伝えたかったのか原作よりも踏み込んだところまでを描いたお話になります。

ブライアンは日々人が宇宙飛行士になる上で欠かすことの出来ない存在であり、目標とするひとでもあります。原作やテレビアニメでも、日々人を始めNASAの人たちの中でも偉大な人として魅力的に描かれていました。

単に初めて月面着陸に成功したというだけでなく、人間性までも奥深く、映画の中でもまだバックアップクルーに抜擢するレベルでもない日々人を選びますが、一体何を基準に選んだのか彼の考えを聞くことが出来ますが、やはりブライアンだと感心させられます。

ブライアンが日々人を初めNASAの人たち、宇宙飛行士を夢見る人たちに何を伝えたかったのか………

序盤で南波兄弟がとる勇気のポーズ、一見何も意味のない勇気のポーズですがブライアンが残したキーワードと繋がります。

原作やテレビアニメを見た人たちには既に知っているストーリーの深堀のような話なので、この映画の展開に新鮮味を感じる部分は少ないかもしれません。しかし「宇宙兄弟」が好きで、何よりもブライアンというキャラクターを好きな人にはオススメな映画です。

映画としての評価としては、エンディングが少し弱く日々人の成長は良く描けていますが、ムッタにおいては原作第一話に繋げなければいけない関係から初見の人からしたら納得のいかない終わり方であるためつまらない感想になってしまうかもしれません。

やはり、原作やテレビアニメを見てからより深堀するために見るのが一番だと面白いと思います。

現在は、ネットフリックスなどの動画配信サービスなどでも見ることが出来るため、宇宙兄弟ナンバー・ゼロを見ることのできる環境が揃っていれば見ることをオススメします。

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