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映画『グランツーリスモ』レビュー

レッド

”フィクションを越えたノンフィクションのストーリー”

ソニーの名作グランツーリスモというゲームから生まれた実話であり、ゲーマーを本当のプロのレーサーたちと競わせるといった実話とは思えない話ということで、鑑賞前から非常に楽しみにしていた映画でした。

国産の車種の中で一番好きな日産GT-Rが映画で観れるということも、期待値を高めてくれたポイントでした。

実際に鑑賞した感想としても、本当に映画館で観れて良かったと心の底から思える一作でした。現在ではダイハツのエンジンやシステムの不正、対応の問題などもあり自動車業界に不穏な空気が流れていますが、それは置いといて自動車に興味を抱くことのできる稀有な作品だと思います。

ネタバレはなしでレビューさせていただきますので、まだ観ていない人でも安心して読んで参考にしていただければ幸いです。

それでは映画『グランツーリスモ』のレビューをしていきたいと思います。

作品紹介・あらすじ

作品紹介・あらすじ

世界的人気を誇る日本発のゲーム「グランツーリスモ」から生まれた実話をハリウッドで映画化したレーシングアクション。

ドライビングゲーム「グランツーリスモ」に熱中する青年ヤン・マーデンボローは、同ゲームのトッププレイヤーたちを本物のプロレーサーとして育成するため競いあわせて選抜するプログラム「GTアカデミー」の存在を知る。そこには、プレイヤーの才能と可能性を信じてアカデミーを発足した男ダニーと、ゲーマーが活躍できるような甘い世界ではないと考えながらも指導を引き受けた元レーサーのジャック、そして世界中から集められたトッププレイヤーたちがいた。想像を絶するトレーニングや数々のアクシデントを乗り越え、ついにデビュー戦を迎える彼らだったが……。

主人公ヤンを「ミッドサマー」のアーチー・マデクウィ、GTアカデミーの設立者ダニーをオーランド・ブルーム、指導者ジャックをデビッド・ハーバーが演じる。監督は「第9地区」のニール・ブロムカンプ。実在のヤン・マーデンボローがスタントドライバーとして参加している。

2023年製作/134分/G/アメリカ
原題:Gran Turismo
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
劇場公開日:2023年9月15日

グランツーリスモ : 作品情報 – 映画.com (eiga.com)
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感想

本作の率直な感想としては、本当にノンフィクションなのかと疑いたくなるほど物語が作り込まれており実話をもとに制作されたことを忘れてしまうくらいドラマティックな映画となっています。

ストーリーは日産グランツーリスモのプレイヤーの中からプロのレーサーを育成するプロジェクトが動き出し、主人公であるヤングランツーリスモのプレイヤーの中でもトップレベルの実力のプレイヤーで、そんな彼がゲームの枠を越えてプロのレーサー達と競っていきます。

ゲーマーを実際のレースで競わせるという作中でも危険で無謀だと言われているようにフィクションのような企画が実際に進行していたというから驚きです。そんな噓のような企画からヤンがプロのレーサー達とどこまで食らいついていけるのか目が離せませんでした。

また、本作から学べることも多く人生の教訓にもなりました。僕が主人公であるヤンを通して学べたことは夢を叶えるためには、行動力継続力信念が重要だということ。これは人生においてのあらゆることで該当することだと思います。

僕の場合は、このブログなんかが正にそれで、自分のブログなんか誰も見てくれるわけないと最初から諦めて行動しなければ見てくれる人が現れることはありませんでしたし、直ぐに結果に繋がらないからと言って途中で挫折してしまえばそこで終わりでした。

それでも忖度なくレビューをして映画を観るか迷っている読者に少しでも参考になるようなブログを作りたいという信念があったからこそ、今では多くの人に見てもらえるようなブログになったのだと思います。

これは、一例に過ぎませんが本作の主人公の人生を通して得られる教訓というのは観ている人たちの人生のヒントになるような多くのことを学べる点は評価できるポイントだと思います。

映像も綺麗で映画館で観れて良かったと思えるようなクオリティとなっていますし、音楽の使い方も場面と見事にシンクロしており満足度は非常に高いです。しかし、グランツーリスモの名曲『Moon Over The Castle』が流れないところは鑑賞前にレースシーンのどこかで流れることを期待していただけに個人的には少し残念でした。

総評

ソニーの名作グランツーリスモというゲームから生まれた実話であり、ゲーマーを本当のプロのレーサーたちと競わせるといった実話とは思えない話ということで、鑑賞前から非常に楽しみにしていた映画でした。

実際に鑑賞した感想としては、鑑賞前の期待値を遥かに越えてくれた万人にオススメできる映画だと感じました。ストーリー、音楽、映像と映画における重要な要素は全て高水準になっていおり、本作から学べることも多くあります。

お金持ちの人しか土俵にすら上がることのできない競技に、斬新な発想で実力や才能のある人たちに環境問わず可能性をあたえようとする日産のこういう姿勢は素晴らしいと思いますし、鑑賞後日産というメーカーがより好きになりました。

また、個人的に国産の車種の中でGT-Rが一番好きなので、映画の中でGT-Rを観れただけでも非常に満足させてもらいました。

またエンドロールでも粋な演出があるため、映画が終わっても退出せずに観ることをオススメします。興行収入的には苦戦しているようですが、車好きな人にはもちろんですが全ての人にオススメできる名作ですのでまだ観ていない人は一度鑑賞することをオススメします。

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