bad movie

”ピクサー史上最大の赤字で大爆死、ポリコレと謎の片目設定、海外で大炎上中の映画『星つなぎのエリオ』”

レッド

映画『星つなぎのエリオ』レビュー

以前のレビューで『ストレンジ・ワールド』を批評しました。無駄な障害の設定や同性愛の設定など気持ち悪いほどにポリコレ要素を盛り込んでいるのが、本当に最悪でした。

上記の設定を作品として活かしていたり、映画の設定の中に必要性を感じられれば良かったのですが3本足の犬が何故足が1本無いのかまるで語られず必要性が皆無でした。

だから気持ち悪い、また本作『星つなぎのエリオ』でも同じ過ちをしている。評価やレビューを無視してピクサー史上最低の興行収入を叩き出してしまい爆死しているのですから目も当てられません。

それでは、何がそこまで評価を下げているのか、何故大コケしてしまったのか映画『星つなぎのエリオ』のレビューをしていきたいと思います。

ストーリーのネタバレは基本していませんが、あらすじなど少しストーリーにふれた感想を書いているためその点は注意してください。

作品紹介・あらすじ

引用:「星つなぎのエリオ」特報2|8月1日(金)劇場公開

あらすじ・解説

「トイ・ストーリー」「リメンバー・ミー」「インサイド・ヘッド」など、イマジネーションにあふれた作品を送り出してきたディズニー&ピクサーによる長編アニメーション。何光年も離れた“星々の世界”を舞台に、ひとりぼっちの少年と心優しいエイリアンが繰り広げる冒険と友情を描く。

好きなことにまっすぐな少年エリオは、何光年も離れた遠い星へ行ける日を夢見て、大好きな宇宙に思いを馳せていた。しかし、一番の理解者だった両親を亡くし、周囲の誰にも理解してもらえず、寂しい気持ちを抱えている。輝く星々のどこかに、“本当の居場所”があると信じ、毎晩のように星空を見上げていたエリオ。そんな彼の思いが届き、ある時、さまざまな星の代表が集う夢のような星々の世界「コミュニバース」に招かれる。エリオはそこで、心優しいひとりぼっちのエイリアンの少年グロードンと出会い、心を通わせて親友になる。やがて星々の世界を揺るがす脅威が迫るが、その危機を救うカギは、エリオとグロードンが交わした、ある約束にあった。

「リメンバー・ミー」でストーリーアーティストを務めたマデリン・シャラフィアンと、「私ときどきレッサーパンダ」監督のドミー・シー、「リメンバー・ミー」で脚本・共同監督を務めたエイドリアン・モリーナの3人が監督を務めた。日本語吹き替え版では、人気子役の川原瑛都と佐藤大空が、それぞれエリオ役とグロードン役の声優を担当。

2025年製作/97分/G/アメリカ
原題または英題:Elio
配給:ディズニー
劇場公開日:2025年8月1日

星つなぎのエリオ : 作品情報・声優・キャスト・あらすじ – 映画.com

感想

大コケも納得の無駄な片目設定、ポリコレとエリオに魅力がないせいで大爆死

評価を下げている一番の原因が主人公のエリオに魅力が全くないこと。本当の居場所を求めていたエリオは、地球のリーダーであると嘘をついて最終的にヒーローのような扱いになっていきます。

誰かのためについた優しい嘘ではなく、自分のための嘘を最後まで突き通します。これが本当に気持ち悪いし主人公に愛着が沸かない。しかもエリオは嘘をついたことを咎められる訳でもなく音沙汰なく終わります。

子供向け映画にそこまで求めるのは野暮だと言われればそれまでですが、子供向け映画だからこそ誠実でなければいけないと思います。

目が片目であるという謎の設定以上に、エリオのキャラクター性が評価を下げてしまっています。一見見た目が気持ち悪いエイリアンのグロードンの方が魅力がありますし、本作『星つなぎのエリオ』を好きになれるかどうかは、グロードンをどこまで好きになれるかにかかっていると思います。エリオはクソなので論外です。

テーマ自体は、居場所のないと思っていた少年エリオがグロードンとの出会いを通じて本当の居場所を見つけるという構成は素晴らしいし、ピクサーらしい王道のストーリーで好きなのですが、キャラデザだけでなくキャラクターとしての魅力が皆無なのが本当に勿体ない。

左目のアイパッチ、片目設定が気になりますがポリコレ要素を除外しても面白い映画になる可能性があるにも関わらず、結果的にひどい映画になってしまったのは残念で仕方ありません。

また、エリオが両親を亡くしてしまい悲しむシーンがありましたが、この設定もあまり活かされていない。物語の導入部分に悲劇的な要素を入れたくて盛り込んだだけという感じでエリオとグロードンの話の中で本当に両親亡くして悲しんでる?と思うことが多々ありました。少なくとも彼の頭の中に悲しみの感情があるようには伝わってきませんでした。

つまり、ただの舞台装置でしかないということ。だから面白くない、両親を失い地球に居場所がないと思うほど追い詰められていたのにも関わらず、ストーリーの合間に時々思い出したようにこの設定にふれるだけって面白い作品になるはずありません。

主人公の片目のキャラデザを見て嫌な予感はしていましたが、ピクサーであればもしかしてと思い見る決断をしましたが、これでは大爆死してもなんら不思議ではないといった感想です。

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