映画評価

映画『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』 レビュー

レッド

”ワイルドスピードの最終章としては最高のスタートダッシュ”

『ワイルド・スピード』シリーズの最終章の幕開けとなり、本作は公開までに制作陣の方で様々なトラブルがあり、公開前から色々不安要素の多い作品ではありました。

しかし、いざ公開されてみるとワイスピシリーズの最終章にかけては最高のスタートダッシュをきった作品となっていました。

そんなワイルド・スピードファイヤーブーストのレビューを行っていきたいと思います。

作品紹介・あらすじ

作品紹介

全世界累計興収9000億円突破! 超人気アクションシリーズ最新作

シリーズ1作目の公開から22年も爆走を続け、ド派手なアクションでメガヒットシリーズへと成長した『ワイルド・スピード』最新作がついに完成。10作目となる本作では『トランスポーター』シリーズの実力派ルイ・ルテリエが初メガホンを取り、ドミニク(ヴィン・ディーゼル)をはじめとしたお馴染みの顔ぶれが再集結。また新キャストとして、ファミリーを次々と襲う史上最狂の敵役に『アクアマン』のジェイソン・モモア、そしてオスカー女優のブリー・ラーソンが初参戦する。遂に“最終章”へと更なるブーストをかけたシリーズが、多くのサプライズを携えて再びスクリーンを駆け抜ける!

映画『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』 OFFICIAL SITE (wildspeed-official.jp)

あらすじ

復讐の炎がファミリーを襲う!!

ドミニクはレティと息子ブライアンの3人で静かに暮らしていたが、彼らの前に未だかつてないほどの破壊的な敵が現れる。ダンテ(ジェイソン・モモア)は昔ドミニクたちがブラジルで倒した麻薬王レイエスの息子であり、家族も未来も奪われた代償を払わせるため、復讐の炎を10年間燃やし続けていたのだった。ダンテの陰謀により散り散りに仲を引き裂かれる“ファミリー”たち。そしてドミニクが愛する全ての者を奪おうとするダンテが最後に向けた矛先は・・・果たしてファミリーの運命は⁈

映画『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』 OFFICIAL SITE (wildspeed-official.jp)

評価点・賛否両論点

  • アクションシーンの迫力はシリーズ通して安定している
  • エンドクレジットでのファンサービス
  • シナリオに深みはない

アクションシーンの迫力はシリーズ通して安定している

シナリオに関しては驚かされることはないが、アクションシーンの作り込みに関しては非常に大迫力となっています。

その辺の映画であればCGの演出に頼りがちなシーンにおいても、リアルでの撮影にこだわる姿勢はこのワイルド・スピードシリーズが長きに渡ってファンに愛される理由の一つであると思います。

そして、そのようなリアルでの撮影による演出は本作でも健全で、本作のカーアクションは全映画の中でもトップクラスに仕上がっています。

ワイルド・スピードシリーズは役者とカーアクションに振り切ったシリーズであり、頭を空っぽにして映像の迫力に圧倒されるような作品を鑑賞したいのであれば本作「ワイルド・スピード ファイヤーブースト」は最高の作品であることは間違いありません。

本作を鑑賞する前に「ワイルド・スピード MEGA MAX」を一度観ておくことをオススメします。

本作では、「ワイルド・スピード MEGA MAX」を彷彿とさせられる演出やシーンが多く散りばめられているので、未鑑賞だとせっかくのファンサービスに気付かずにスルーしてしまい少し勿体ない気がします。

ワイルド・スピードはシリーズなので当然全ての作品を鑑賞することに越したことはありませんが、どうしても全作品の鑑賞は厳しいという方は最低限「ワイルド・スピード MEGA MAX」は鑑賞しておきましょう。

エンドクレジットでのファンサービス

エンドクレジットでこれまでのワイスピシリーズを観てきたファンにとって嬉しいサプライズがあります。

エンドクレジットには二つの映像が差し込まれますが、そのうちの一つ目の映像に関してはワイスピを観てきた人には予想通り過ぎてサプライズにもなっていませんが、二つ目の映像に関しては正直諦めていた要素でシリーズを観てきた人にとっては次回作を楽しみにせずにはいられないものになっています。

これに関してはネタバレになってしまうので具体的には書くことが出来ませんが、エンドクレジットが流れた後も鑑賞をやめないことを強くオススメします。

最終章にかけての一作としては最高の一作であると言えます。

シナリオに深みはない

これはシリーズ全般に言えることではありますが、シナリオに関しては特に感動させられることもありませんし、何か考えさせられるような深みのあるシナリオではありません。

そのため、感動したいとか泣ける映画が観たいといった人にはオススメの映画ではありません。しかし、それを気にさせない要素が満載に盛り込まれています。

役者、キャラクター、そして迫力のある映像に関してはストーリー性の弱さを気にさせない魅力がありますし、ワイスピをこれまで観てきた人の求めていることに、しっかりと応えられていると思います。

ストーリー性とかは気にしない、圧倒的なスケールの映像と大好きなキャラクター達の活躍が今回も観たいという人にとっては全く不満にもならない要素ですので、ワイスピという作品はこういうものという割り切りができていて、最終章に備えて観ておこうという人には絶対にオススメの作品となっています。

総評

ワイルド・スピードシリーズ最終章にかけての一作としては最高のスタートをきることのできた作品だと思います。

ストーリー性こそ薄いものの、ワイスピには泣ける要素なんて最初から期待していない、圧倒的な映像と迫力のあるアクション、キャラクター達の活躍を今回も観たいという人には全力でオススメできる作品となっています。

エンドクレジットでのワイスピシリーズを観てきた人にとってはこれ以上ないサプライズ、そしてその映像は次回作への期待値も一気に高めてくれる要素で、本作を観た後早く次回作を観たいと思った人も少なくないと思います。

そういう意味でも、ワイルドスピードの最終章としては最高のスタートダッシュをきることのできた作品だと言えるでしょう。

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